2014年下半期の5枚!

これしか書くことがないブログ。上期はこちら。+12枚はこちら

下期はあれ?6ヶ月しかなかったっけ?ってくらい豊作!!
ずっと聴いていられるであろう名盤産まれてます。

例によって画像クリックでamazon,試聴はiTunesで!

無国籍多国籍変曲名曲集

THE PIER(くるり) (iTunes


先行していた「ロックンロール・ハネムーン」や「Remenber me」が
ゆったりした雰囲気の曲だったのでああーこんな感じの曲もっとほしいなあ…
と「ワルツを踊れ」が好きな自分としては思っていたのですがNHKの番組で
演奏された「Liverty&Gravity」(通称:変な新曲)がとんでもない曲だった。
なぜぱみゅぱみゅ風なのか、なぜマグロなのか、最後の組体操はなんなのか
などツッコミどころ多数で曲自体もとても奇妙なのだが、なんだ、踊れる。
歌詞もちゃんと聴くと曲名から連想して意味をふくらませることができる。
なんだこれ。
このアルバムはこの曲に代表されるような無国籍感あふれる曲が多数収録
無国籍なのにひと通り聴くと世界中を旅したような気になる。
ヘンテコ曲って意味じゃないよ。

「ワルツを踊れ」が好きな人に合うってのはあながち間違ってもいません。
1曲目「2034」から2曲目「日本海」3曲目「浜辺にて」の流れは美しく、
ぐっと世界に引き込まれます。
そんな世界を旅しているような感覚なのになぜか登戸から多摩センターへ
向かう小田急線に乗り、ベッドタウンの景色を見ながら聴いていたらとても
胸に響いた。


大人も子供も素直に気持ちよく!

くもゆきのいろ(くもゆき) (iTunes)


保育士志望だったチャットモンチーのあっこびんがシンガーソングライター
のおおはた雄一さんと組んで子供にも大人にも楽しめる音楽をとはじめた
ユニット。一部ドラムはチャットモンチーマネージャーのはやとぅ〜↑↑が
担当。「マネージャーがメンバーっていいですね〜予算的に。」
小さい子もたくさんいるライブが定着しています。

曲は…

ギョーザーーーー!!!!
とか、パクチーへの愛とかぼくはー喘息ーもっちもちと歌ったりノリは軽く、
しかしすべてメロディが綺麗!!!
足湯の曲と日曜のの朝食を作るお父さんの歌なんかは純粋にいい曲で
阿波踊りの曲なんかは徳島の人を羨ましくおもってしまうほど。やっとさー

あっこちゃんこんなにいい声だったのか!とびっくりするような歌声も
みどころ。おおはたさんのもう一人の相棒、坂本美雨さんのような綺麗な
高音を出します!!



これが人力の「音」「楽」

Live in Tokyo(Gotch) (iTunes)


やっぱり入れずにいられなかったGotchのライブ盤。
アナログ盤とCDセットになってるからそっちで買っておこう!!

元のアルバム「Can't Be forever Young」は生楽器はあるものの打ち込みを
主として作られたソロのアルバムだったわけですが、それを大所帯生演奏
で再現した渋谷Quattroの2Daysライブからの各曲良い方を抜き取って全曲
パッケージ。
今の東京のインディーシーン、それこそceroとか片想いとか森は生きている
とかの流れをこのどメジャーなオッサンが受け取っている感じ、たまらんよ。
いい曲!

あらゆる楽器の音やコーラス、生み出すビートが生々しくなっていてとても
素晴らしいのだけど(もちろん原盤も素晴らしいですよ)特筆すべきはYeYeの存在。
もともと「LOST」でタッグを組んでいた二人がやっと生で「LOST」を披露
できたわけですが、その「LOST」のイントロからあふれる謎の多幸感(曲自体は
喪失を歌っているにもかかわらず)はぶるぶるするし本当に彼女のコーラスは
素晴らしい。「Route6」アウトロでの吐息、鳥肌もの。

僕は「Can't Be Forever Young」におけるパパン!パン!をふたりで一度目と
二度目で左右にクロスしながらやっていたシモリョーとYeYeがかわいすぎて
ライブ後センター街を超ハイテンションで歩いて帰っていました。
そんな空気感もパッケージしたすばらしいアルバム、ぜひアナログで!!


進化を止めない弦楽ポップ!

DOCCI(チーナ) (iTunes)


ほんとチーナいいんだって!もっと売れろー!!

「シラバス」、サビ部分のメロディと歌声本当に綺麗。
ドラムのHAPPYが入って5人体制になったチーナ。
ひさびさのミニアルバムなのだけれど期待を裏切らずに進化進化してきた!
チーナの最大の武器はもう見て分かる通りヴァイオリンとコントラバスの弦楽コンビ
なわけですが、普段エレキベースを注意して聴いているような人に聴いてほしい
このベース音は良い環境で聴けば聴くほど響きます。
「四面楚歌」なんかほんとそれです。

リーダーのmicroKORGが光る「tokyo yu-ei girl」のような四つ打ちで躍らせる曲も
チーナにかかればヴァイオリンの旋律とピアノの音色でとても気持ちよく。
「テレビドラマ」は女性らしい歌詞も美しく、MVもとても良いです。ぜひ。



四つ打ちに飽きたらベースで踊れ!

Catcher In The Spy(UNISON SQUARE GARDEN) (iTunes)


まあ一曲目は四つ打ちなんですが…
スリーピースバンドのアルバムでこんなに弾けたくなるのいつ以来だろう!
なんというか、ほんとにドラムではなくベース、それも単にリズムを刻む
タイプではなく暴れるタイプのベースにひっぱられて踊りたくなる!!
UNISON SQUARE GARDENのベース、田淵さんは本当にステージ上で
狂ったように暴れながらベースを弾くのですがそれが音だけになっても
「シューゲイザースピーカー」「天国と地獄」などがそのまま我々を
踊り狂わそうとしてくるのだ!!

アニソン向けバンドという色合いが強くなってきたユニゾンですが
そういう味もしっかり吸収してサビでの弾け方とかすごくよいよ。
「桜のあと(all quartets lead to the?)」のサビのベースとかたまらないね…
「メカトル時空探検隊」でのおっけー!おっけー!のようなみんなでの
シャウトもユニゾンの味。全人類に愛とチョコレートを!
「何かが変わりそう」は純粋に歌詞も、曲も、演奏も素敵な名曲。

今年のROCK IN JAPANでの演奏は初見の人までひっぱって踊らすほど
本当にすばらしかったよ…




もっと紹介したいけどひとまず5枚。
大好きな音楽を探して買って楽しもう。以上!

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