日本のRPGの新しい時代が見えた! 〜ポケモンとブレイブリーセカンドから〜

「ポケットモンスターアルファサファイア」を遊んでいるのですが、
街から街への移動がとてもめんどくさく感じてしまった。

「ポケットモンスターオメガルビー/アルファサファイア」は10年前に
ゲームボーイアドバンスで発売した「ポケットモンスタールビー/サファイア」
のリメイク作品。
舞台は九州地方をモデルとしたホウエン(豊縁)地方。

「ルビー/サファイア」は前作「金/銀」を遊んでいた初代世代が中学生高校生
となったことで離れていったものの幼少期からポケモンがあったような子どもたちを
ガッツリつかまえ+残っていた初代世代も合わせてグングンセールスを伸ばし
発売後一年ほどの時点でファミコンの「スーパーマリオブラザーズ」に次ぐ
全世界売上本数を誇っていたモンスターソフト。
「金/銀」が良すぎたので賛否両論もあったけど。
当時ゲームボーイアドバンスの表現力にも驚きましたが、3DSになってさらに
リファインされて緑豊かなホウエン地方を冒険できるようになりました。

ハルカがかわいい
水面に映る星空!!

で、そんな緑豊かなホウエン地方を旅するのはとても楽しい…のだけど
モチベーションが下がった。

ポケットモンスターというRPGでは街から街への距離は自転車に乗れば大したこと
ないのですがその道中で自分と同じようにポケモンを持つポケモントレーナーと
戦うことにそこそこ時間がかかるようになっています。
あと、草むらから出てくる野生のポケモン。
ちょっと歩けばトレーナー戦!草むらからは弱い野生ポケモン!
RPGとしては当たり前だしもっとひどいエンカウントのRPGもたくさんあるけど、
働きながらあまり時間が取れない中で遊んでいるとつらいなこりゃ。

次の街(鹿児島の先端)までまだまだあるし桜島にも
寄らなきゃいけないんじゃなかったっけ…

そんな中、「ブレイブリーセカンド 無料で遊べる三銃士編」を同時に進めていました。
【ブレイブリーセカンド 公式サイト】

「ブレイブリーセカンド」はスクウェア・エニックスがあまりに方向が変わってきた
ファイナルファンタジーへのカウンターとして?制作したFF3や5のジョブチェンジを
軸としたベーシックかつ新しいターン制のRPG「ブレイブリーデフォルト」の続編。

前作は今までほとんど使いどころがなかった「ぼうぎょ」に意味をもたせ、ターンの
貯金&前借りをできるシステムによりシンプルなのに戦略的に遊べ、プレイヤーの
口コミによりヒットしました。
自分にとってトラウマになってしまった常識破りかつ衝撃的な演出、そして後に
紅蓮の弓矢で有名になる某リンホラさんによる音楽も最高。
「無料でたっぷり遊べる版」が3DSのeShopにあるのでぜひ。

で、その続編「セカンド」に実装されていた驚くべきシステムが
エンカウント率の操作である!

新しくゲームを1から始めるときに難易度を選べるRPGは最近あるのですが、これは
いつでもRボタンで出していじれるのだ…
沢山でるようにしたり全くでなくしたり・・・

つまり、村で回復してからエンカウント率-100%にしてボスの前まで行って、ボス戦で
ボロボロになっても一度もエンカウントせずに村まで帰ってくる事ができてしまう!
なんということだ!

当然エンカウント率を下げれば敵と戦わないからレベルが上がらなくてあっさり
やられてしまうのだけどそこは配慮が。
ダンジョンに入ると推奨レベルを教えてくれます。
俺のLv、低すぎ…?
これによりRPGのプレイスタイルががらっと変わります。
レベルやジョブのレベルを上げたい日はエンカウント率を高めにして、十分鍛えた後
お話を進めたい日はエンカウント率を下げてボス戦に挑めばいい。

レベルいっぱい上げたからぐんぐん行くぞー
ちなみにこのゲーム、友達のキャラを召喚して助けてもらったり時間を放置すること
で回復するポイントがあったり昨今のスマホソーシャルゲームの仕組みも取り入れて
いる。
ゲーム内容自体はクラシックスタイルなのに斬新な機能でRPGの常識を打ち破り、
明らかに現代にマッチしている「ブレイブリーセカンド」。
別にそれがヌルゲーになるというならいじらなけりゃいいわけだしすみ分けも完璧。

プレイヤーに媚びるというのも変だけど、遊びやすく仕組みを変革させるのはアリ!
RPGの新時代への変革の兆しを見たような気がしました。

エンカウント率の話だけピックアップしたけど他にも斬新なジョブなどすばらしい
ポイントが体験版でも沢山。
この体験版は完全オリジナルシナリオなので本編のネタバレも一切なし!
ブレイブリーセカンドは2015年4月23日発売です。

あ、ポケモンもヤマを迎えて楽しんでるよ!

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