良い音楽を届ける仕事とは?  ~行達也はゆく~ 番外編:CDショップ大賞について語る

その1 タワーレコードバイヤー編
その2 モナレコード店長編
番外編 CDショップ大賞について語る

売れてないものを売りたい 俺の企画じゃないけど

行さんがモナレコード店長時代に行なっていた〝私達へ良い音楽を届ける仕事〟の象徴的なものとしてCDショップ大賞実行委員長がある。「セールスに関係なくCDショップの店員が本当に売りたいものを選ぶ」をコンセプトに2009年から始まり、2015年頭には第七回が発表された。
―なぜこの企画を行さん自身が実行委員長として行おうと思ったのでしょうか?
「これ、俺の企画じゃなくて…最初は知人に手伝ってくれと言われ。何かの会合の時に欠席したんだけど、次に行ったら実行委員長になってました(笑)。タワーレコードとかHMVの人だとパワーバランスがめんどくさくなるじゃないですか!と言われ、なるほどねって。売れてないものを売りたいというコンセプトは良いなと思えたので承諾しました。最近はそういうことができなくなって来ていたのは感じでいたので。具体的な仕事は取材等の窓口という感じでしたね。」

Perfumeが3位それってすごくかっこいい

 CDショップ大賞が発表されると特設コーナーを設置する店舗も多い。第一回の大賞受賞作である相対性理論「シフォン主義」のセールスへの影響は大きく、2008年5月発売にも関わらず、受賞後となる2009年度のオリコンインディーズチャートで7位(前年度から30位上昇)となった。
「第一回は良かったですよね。相対性理論と大橋トリオとPerfume。しかもPerfumeがその並びで3位的なポジションだったのがよかった。当時有名になってきていて、売れてないものを売りたいという企画とはちょっと違うものではあったものの、逆にその並びで3位なんだ!って、企画の見え方としてすごくかっこいいなあと思いました。第三回のandymoriもよかったなあって思うけども」
※ポリリズム、チョコレイト・ディスコ等が収録された出世作「GAME」が準大賞だった



モーモールルギャバンハマったんだよなぁ

―ちょうど昨日、第三回発表時の会報(フリーペーパー)を自宅で見つけました。(差し出す)
前述のとおり第3回大賞はandymori。
準大賞は世界の終わり、秦基博、神聖かまってちゃん
という当時では独特な顔ぶれ。背面には自身のコメントも。
「この一つ前、第二回から始めた地域賞(地域ブロック毎にその地域で活動しているアーティストの作品を選出する賞)はとてもよかったと思います。あれでモーモールルギャバン知ってすごくハマったんだよなぁ。」
―このようなバンドが東京からではなく京都から出てきたというのがまた面白いです。
「全部がそうだとは思わないけども、東京で音楽をやっている人たちは売れるためにどういった見せ方が良いかをテクニカルに追求して行くんです。それに対して京都は世間一般に排他的と言われるけど、逆にオリジナリティが特出しているところがあるなと思うんですよね。他の人と同じことをやりたくないという感じ。東京のバンド程ロジカルなものではなく雑多。感性が優れてるってことだと思うんだけど。結局残るのはそういう人達だと思うし、そういうものが紹介できてとても有意義だったと思います」
―相対性理論が大賞となった際は、私の地元:福島県でもいきなりTSUTAYAのレンタルに1stと2ndのアルバムが現れました。それまでは何処にも置いてなかったのではiTunesダウンロードして買っていたのですが
「そうなんだ。たぶん役割的にはそういうことをやってかないといけないんですよね。最初なぜいい感じになれたかっていうと、選考メンバーがすごく少なかったんです。だから意識の共有が比較的容易でした。2年目以降、選考委員がばっと増えて。その結果薄くなってメジャー寄りになり…だんだん違うなと思えてきてしまって第四回の後に委員長を辞めてしまいました。難しいところではあるのですが…」


次回は今の行さんのお仕事へ。タワーレコードのレーベル事業部って何をするのでしょうか?T-Palette?Negicco?こちら



今回の音楽!!
 

(´-`).。oO(先日のテレビ番組でPerfumeってカッコイイんだ!と話題になった「GAME」はこちらです。モーモールルギャバンも食わず嫌いなさらずにぜひ…


番外編 CDショップ大賞について語る

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